強迫性障害
強迫性障害(OCD)の治療は、主に薬物療法と認知行動療法を組み合わせて行われます。この障害は完治が難しい場合もありますが、適切な治療により症状の軽減と生活の質の向上が期待できます。
薬物療法
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
第一選択薬として使用されます。フルボキサミン、パロキセチン、セルトラリンなどが代表です。効果が現れるまでに8〜12週間程度かかる場合があります。
クロミプラミン
三環系抗うつ薬の一種で、SSRIが効果的でない場合に使用されます。
認知行動療法(CBT)
暴露反応妨害法(ERP)
OCDの最も効果的な心理療法とされています。治療者の指導のもと、日常生活でも継続的に実践します。
認知療法
とりあえずの想定に関連する歪んだ考え方を修正します。不合理な思考パターンを特定し、より適応的な考え方に置き換えます。
治療の勧め方
- 専門家による詳細な診断と評価
- 薬物療法と認知行動療法の開始
- 定期的な症状評価と治療の調整
- 家族教育とサポートの提供
- 長期的な再発予防計画の策定
強迫性障害の治療には時間と忍耐が必要ですが、多くの患者さんが治療することで症状の改善を経験しています。治療中は、小さな進歩を認識し、自己肯定感を高めていくことが重要ですまた、家族や周囲の理解とサポートも回復を促進する重要な要素となります。
藤沢さくらいクリニックでは、こころの不調で悩んでいる方のご相談をいつでもお受け致します。
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