睡眠障害
睡眠障害の治療は、主に非薬物療法と薬物療法の2つのアプローチで行われます。
非薬物療法
非薬物療法は、生活習慣のや改善睡眠環境の整備を中心とした治療法です。
睡眠衛生指導
- 規則正しい生活リズムを維持する
- 寝室の環境を整える(静かに眠れて、快適な温度に)
- 日中に適度な運動をする
- 夕方以降のカフェインやアルコールを控える
- 認知行動療法(CBT-I):不眠症に対する認知行動療法は、睡眠に関する間違った考え方や行動パターンを修正し、健康睡眠習慣を身につけることを目的としています
薬物療法
薬物療法は、非薬物療法で改善が見られない場合や、重度の睡眠障害の場合について検討されます。
主な睡眠薬
- GABA受容体活性薬(ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系):脳の働きを抑制して眠りを促進する
- メラトニン受容体作動薬:体内時計を調整、睡眠覚醒リズムを整える
- オレキシン受容体拮抗薬:覚醒状態を抑制して眠りを促進する
治療の流れ
- 生活習慣の見直しと睡眠衛生指導
- 必要に応じて薬物療法の開始
- 症状改善に伴う薬物の減量
- 安定期に入り、薬物療法の終了または調整
睡眠障害の治療は、個々の症状や症状の原因に応じて適切な方法を選択することが重要です。医師と相談しながら長期的な視点で治療を進めていくことが推奨されます。
藤沢さくらいクリニックでは、睡眠で悩んでいる方のご相談をいつでもお受け致します。
睡眠の事で悩んだら、ぜひ一度ご相談にいらしてください◎