休職・退職で悩んだら
仕事を続けることが難しい状況に直面したとき、選択肢として「休職」や「退職」が浮かぶかもしれません。特に、うつ病や適応障害などで体調が優れないときは、どう決断すれば良いか悩む方も多いでしょう。
この記事では、「休職」と「退職」の違いや、それぞれの手続きについて分かりやすく説明します。少しでもあなたの負担が軽くなるよう、簡潔にお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
休職と退職の違い
休職とは?
休職は、病気やケガなどで働けない期間、会社を辞めずに一定期間休むことを指します。休職中は雇用関係が継続しているため、復職が可能です。
メリット
- 職場復帰を目指せる
- 社会保険や健康保険を引き続き利用可能
- 傷病手当金が受け取れる場合がある
デメリット
- 一定期間で復職が求められる
- 職場に在籍しているため、心の負担が残る場合もある
退職とは?
退職は、会社との雇用契約を終えることです。仕事のプレッシャーから完全に解放されますが、収入面での不安が生じることもあります。
メリット
- 職場との関係を断ち切り、新しいスタートが切れる
- プレッシャーやストレスから解放される
デメリット
- 社会保険の切り替えが必要
- 再就職の準備が必要になる場合もある
休職の手続き
- 職場へ相談する
まず、上司や人事部に体調の状況を説明し、休職を申し出ます。診断書の提出を求められることが多いので、医師に依頼しておきましょう。 - 診断書を準備する
診断書には、休職が必要な理由と期間が記載されます。医師と相談し、無理のない期間を設定しましょう。
困った時は、藤沢さくらいクリニックへお気軽にご相談ください。 - 会社の規定を確認する
休職制度は会社ごとに異なります。労働条件通知書や就業規則を確認し、休職中の給与や期間について把握しましょう。 - 傷病手当金を申請する
健康保険に加入している場合、傷病手当金の申請を行いましょう。収入がゼロになる不安を軽減できます。
退職の手続き
- 退職意思を伝える
退職を決めたら、上司や人事部に意思を伝えます。退職理由は「一身上の都合」など簡潔に伝えると良いでしょう。 - 退職届を提出する
書面で退職届を提出します。提出期限や方法は会社の規定を確認しましょう。 - 社会保険の切り替え
退職後は、健康保険や年金の切り替え手続きが必要です。選択肢としては次の3つがあります:
・国民健康保険への加入
・任意継続被保険者制度の利用
・家族の扶養に入る - 失業保険の手続き
退職後に働ける状態になったら、ハローワークで失業保険を申請します。ただし、自己都合退職の場合は給付開始まで一定の待機期間があります。
どちらを選ぶべき?
- 復職の可能性がある場合
休職がおすすめです。傷病手当金を活用しながら療養に専念できます。
- 職場復帰が難しい場合
退職を選ぶことで、心の負担が減り、新たな一歩を踏み出しやすくなります。
どちらを選ぶべきか迷ったときは、家族や信頼できる人、医師に相談しましょう。第三者の視点を取り入れることで、最善の判断ができるはずです。
最後に
休職も退職も、大きな決断です。どちらを選んでも、まずは自分の体と心を第一に考え、無理をしないことが大切です。手続きが分からない場合は、会社の人事部やハローワーク、福祉窓口などに相談してみましょう。ゆっくりと回復を目指しながら、自分に合った道を選んでくださいね。
藤沢さくらいクリニックでは、仕事のストレスで悩んでいる方のご相談をいつでもお受け致します。
休職や退職で悩んだら、ぜひ一度ご相談にいらしてください◎